2012年8月10日~13日 夏キャンプ 3日目(8月12日)

さてさて、妙高国立青少年自然の家でのキャンプも終盤3日目を迎えました。

そろそろ疲れも出始めたスカウトたち、気持ちがゆるみ、朝の部屋と荷物の片づけをして制服制帽での集合が6時40分という約束に間に合いませんでした。

とりあえず自然の家全体の集合、ラジオ体操を先にして、部屋の点検は後にすることになりました。

 

← スカウツオウン

聖職者の司祭する礼拝ではなく、スカウト、指導者が独自に行うもの。副長よりお話をいただく。今日はお父さんお母さんからいただいた自分の名前について。

ラジオ体操がすんだら、もう一度リーダーによる部屋の点検、やっと合格をいただきました。

朝食がすみ、今日は坪岳という山へハイクします。緩んだ気持ちを、輪になって気合い入れ直します。

いくぞ!!オー!

  

  

歩いて歩いて・・・・ひたすら歩いて・・・

だいぶ頂上に近づいてきました。

景色はいいけど暑い~~まだ~??

ここでミッションです! なになに??このあたりに巻物が隠されている!?

組に分かれて探し、巻物に書かれている暗号を解いて
どこかに隠れている横尾副長に早く伝えたほうが勝ち!!

さーて大変です。まずは巻物探しです。

ちょっと先へ登っていくと・・・あやしい要塞が!!!

 

ちょっと入ってみよーぜ   いや、おれはここで待ってる・・・(某ビビリスカウト)

← トーチカ入口

トーチカとは、鉄筋コンクリート製の防御陣地のこと。

戦争があったころ、ここ新潟県では日本陸軍が日本海からやってくる敵軍隊を偵察するために使用していたらしい。

 

2班ともほぼ同時に巻物をみつけました。

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お前にいいたいことがある!!

え~、あすおかえりになるのですか?

さっき、いきおいよくころんだのに。

だから、カヌーおりたほうがいいと言ったんです。

じょおうさま、どうかもうやめましょう。

それは、「うお」じゃなくて、「さかな」です。

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?????なんのこっちゃ??? 組ごとにヒソヒソ相談しています。

わかった!!!最初に暗号が解けたのは1組さんでした。横尾副長はどこだ~??

あそこにいたぞ!!かけよった1組スカウトたち、うれしそうに解いた暗号を伝えました。

やったぜ!

2組さんもすぐ後に続きましたが、この勝負、1組さんの勝ち!

さーて、答えはなんだったのでしょうか。答えは「お」の前に言いたいことがあるので、「すきーじょう」

でした。なるほど!!考えた隊長、さすがです。ここ坪岳はもともとスキー場のコースだそうです。

さて、頂上はもう目の前です。頂上目指してここからは宝探し。今日のために吉田副長が工作してくださいました。そしてスカウトが来る前にこっそり仕込んでくださった副長たち。スカウトが楽しめるよう、たくさん考えてくださるその熱意に脱帽です。

 

みつけた!!そうこうしているうちに・・・ぱっと開けた頂上

  

きもちいいね~高さは754.9m 広がる草原で心を癒します。

たっぷり癒されて、下山です。

下まで降りた沢のそばでお昼ごはん。宿の用意してくださったおにぎり弁当。たくさん歩いたスカウトたちにはぜいたくな?ごちそうです。いつも隊集会には梅干しおにぎり3個を持ち歩くのですが、今日はさけ、うめ、うめ、ミートボールにソーセージ、バナナとボリュームたっぷりです。

 

おなかいっぱいになったら、これから川遊びです。昨日は川をのぼって水の源流を探りましたが、ゆっくり川で遊んでる時間はありませんでした。昨日は長靴でひんやり感じていましたが、今日はサンダルです。

下流の流れが緩やかなところへちょっと移動します。

ひゃ~~冷たい!!足がいたい!!

不思議なことに感覚が冷たさに慣れてきました。

  
  
 

沢ザリガニや大きなかたつむりを見つけたり、笹ふねを作って流したり、ダムを作ったり、それぞれが夢中になって時間を忘れて遊びました。

そろそろ終わるぞ~という隊長の声に、え~もっと遊びたい!とのスカウトたちの声

この川遊びが、キャンプの思い出に残ったスカウトは多かったようです。

大満足で帰ったスカウトたちは早めに夜ご飯を食べました。

そして、いよいよ楽しみにしていたキャンプファイアーです。

始まりはスカウトに付いてきてくれたスカウトの兄弟たちによるキャンプファイアー点火です。

まず、隊長のアブラハムにあわせてみんなで踊ります。

右手左手、左足右足、首もおしりもフリフリしながらグルグルまわって、大盛り上がりです。

つぎは2組スタンツ”ごちゃまぜものがたり”

金太郎が鎌ですいか割をし、出てきたのはスイタロウ。一緒に旅をすることになり、一寸法師と鬼太郎が勝負を挑んできて、通りかかった浦島太郎が二つの玉手箱をもって、勝ったほうにくれるという。勝ったのは金太郎とスイタロウ。玉手箱をあけると金太郎はあかちゃんに、スイタロウはおじいさんになってしまった。

つぎは横尾副長。”わしの畑は日本一”

「今日も朝から働くぞい、うちの畑は日本一・・・あ~!!私の畑が荒らされた!やったやつはどこだ??おい、お前がやったのか?!お前も手伝え!!」「うちの畑は日本一・・・・」

そこにはぞろぞろと鎌を振り下ろす民の列ができていきました。

つぎは保護者、兄弟による”PK戦”

オリンピック、サッカーブームにのって、1組2組対抗でPK合戦です。キーパーはお父さんの、1組金井さん、2組塚本さんにお任せです。

勝負は同点で、最後はスカウトの組長次長が蹴って、1組がとうとう勝ちました。

つぎは1組のスタンツ”おっちゃんぼうし”

おじいさんとおばあさんが貧乏で年金でやっと暮らしていました。コンビニで買ったおにぎりを大事にとっていたらカビたのでお地蔵様にお供えしたら、おっちゃんぼうしが家にやってきました。おっちゃんぼうしが旅に出て、迷子になり海上保安庁に助けられました。3回目無人島で迷子になったとき亀に助けられ、岡姫と毛姫の竜宮城に連れて行かれ、腐ったものをごちそうされました。おっちゃんぼうしが家に戻るとおじいさんとおばあさんはもう亡くなっていました。

めでたくなし、めでたくなし・・・?!

つぎに吉田副長の”チャオチャオチャオ オー”  掛け声を早く正確に掛け合って競います。2組さんがこの勝負に勝ちました。

宮澤副長は”ビスタ”をしてくださいました。

みんなで輪になって座り、ビスタの歌声に合わせて手と膝をたたきます。

不思議な一体感が生まれました。

最後にみんなで手をつなぎ、輪になってTIROを歌いました。

充実した、すてきなひとときに感謝しながら、すばらしい締めくくりです。

そして・・・奇跡が起きました。部屋の名前が星座になっているほどのこの場所で、ずっと曇り空であまり見ることのできなかった3日間、あきらめかけた寝る直前の時間に、なんと!雲がなくなり、満点の星空となりました。みんなで外に出て、星空を見つめました。ペルセウス座流星群が来ていたので、流れ星を見る人が続出。そのたびに歓声があがりました。

楽しかったキャンプを物語るかのようにフィナーレを飾ってくれた星空に感動しました。

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